ハーモニックが１５年３月期業績予想と期末配当予想を上方修正、産業用ロボット向け好調で

　ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324.T>がこの日の取引終了後、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の２４５億円から２６０億円（前期比２３．３％増）へ、営業利益を同６４億円から７３億５０００万円（同５７．５％増）へ、純利益を同４２億円から４９億円（同６３．７％増）へそれぞれ上方修正した。上期業績が想定を上回ったことに加えて、下期も産業用ロボット向けを中心に底堅い受注が見込まれることが要因としている。また、業績予想の修正に伴い、従来６円を予定していた期末配当を７円に引き上げるとあわせて発表した。
　なお、第２四半期累計（４～９月）決算は、売上高１２７億円（前年同期比２２．０％増）、営業利益は３６億３３００万円（同５１．１％増）、純利益は２４億８３００万円（同５２．４％増）だった。スマートフォンなどの製造工程向けの小型の産業用ロボット向けが大幅に増加したほか、半導体製造装置向けや金属工作機械向け、石油掘削装置向けが伸長し、従来予想の売上高１２５億円、営業利益３３億５０００万円、純利益２２億５０００万円を上振れた。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）