ディスコの第１四半期営業利益は２．２倍、あわせて９月中間期業績予想と配当予想を上方修正

　ディスコ<6146.T>がこの日の取引終了後、第１四半期（４～６月）連結決算を発表しており、売上高４４４億１４００万円（前年同期比４２．０％増）、営業利益１５１億７００万円（同２．２倍）、純利益１０６億７２００万円（同８４．２％増）となった。

　精密切断装置（ダイサ）と精密研削装置（グラインダ）ともにメモリ向けを中心に幅広い用途で出荷が堅調に推移したことに加えて、消耗品である精密加工ツールが高水準の出荷を続けていることが寄与した。また、付加価値の高い製品が伸長したことも営業利益の大幅増益につながった。

　会社側では第１四半期好決算と半導体・電子部品業界の市場環境などを踏まえ、第２四半期累計（４～９月）業績予想について、売上高を８０１億円から８３１億円（前年同期比２７．４％増）へ、営業利益を２１３億円から２６０億円（同７４．６％増）へ、純利益を１５５億円から１８６億円（同５６．８％増）へそれぞれ上方修正した。また、これに伴い、従来１００円を予定していた中間配当を１３０円（前年同期８３円）に引き上げるとあわせて発表した。なお、期末配当は引き続き未定としている。

　さらに、新たに第３四半期累計（４～１２月）業績予想を発表しており、売上高１１５６億円（同２１．１％増）、営業利益３４３億円（同６３．３％増）、純利益２４６億円（同５９．０％増）を見込んでいる。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）