パイオラック、上期経常を2.3倍上方修正、未定だった上期配当は12.5円減配

　パイオラックス <5988> が10月28日後場(13:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の3億円→7億円(前年同期は39.9億円)に2.3倍上方修正し、減益率が92.5％減→82.5％減に縮小する見通しとなった。
　なお、通期の経常利益は従来予想の26億円(前期は73.9億円)を据え置いた。

　同時に、従来未定としていた今期の上期配当を10円(前年同期は22.5円)実施する方針とした。下期配当は引き続き未定とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、新型コロナウイルス感染拡大による経済の停滞も徐々に収まり、中国や北米など復調傾向でありますが、営業利益におきましては日本を中心に固定費の抑制が難航したこと、また経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益におきましては、主に持分法会社の利益が当初想定よりも増加したこと等から、業績予想を修正いたします。　なお通期の業績予想につきましては、現在精査中であり、改めてお知らせする予定であります。(注）本業績予想は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいて作成しており、実際の業績等は様々な要因により異なる可能性があります。

　当社グループは、最大より最良を目指す「質重視」の経営方針に基づいて収益力の向上、財務体質の強化を図っておりますが、株主の皆様に対する利益配分につきましては、安定配当の継続をベースとしつつ、業績に裏付けられた弾力的な利益還元を行うことを基本方針としております。　今般、未定としておりました中間配当予想につきまして、当該業績予想の修正および今後の事業見通し等を勘案し、当社の基本方針に則り、配当予想の修正を実施いたします。　なお通期の配当予想につきましては、現在精査中であり、改めてお知らせする予定であります。