ノーリツ、今期経常を37％上方修正、配当も3円増額

　ノーリツ <5943> [東証Ｐ] が12月8日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。22年12月期の連結経常利益を従来予想の57億円→78億円(前期は39.7億円)に36.8％上方修正し、増益率が43.4％増→96.2％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益も従来予想の41.8億円の黒字→62.8億円の黒字(前年同期は7.9億円の赤字)に50.2％増額した計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→53円(前期は83円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　国内事業において部品調達難への対策を実施し、３月以降順次生産高を伸ばし受注残の解消と納期の正常化に努めてまいりました。また、素材価格が高騰する中、高付加価値商品の拡販を実施してまいりました。その結果、売上高・営業利益が前回公表の業績予想を上回る見込みとなりました。これに伴い経常利益につきましても、前回公表の業績予想を上回る見込みとなりました。

　当期の期末配当金につきましては、連結業績予想を上方修正したことを踏まえ、従来予想から３円増配し、１株当たり28円に修正いたしました。なお、１株当たり年間配当金は中間配当金25円と合わせた53円となります。