ケミプロ、今期経常を一転17％減益に下方修正

　ケミプロ化成 <4960> [東証Ｓ] が10月20日大引け後(15:40)に業績修正を発表。24年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の2億円→1億円(前期は1.2億円)に50.0％下方修正し、一転して17.4％減益見通しとなった。
　なお、4-9月期(上期)の業績見通しは引き続き開示しなかった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当初、年度後半にかけグローバルマーケットにおける主力製品であるプラスチック添加剤の在庫調整が終息に向うことを前提としておりましたが、いまだ世界経済の不安定な状況が続く中、依然として在庫調整局面は続く見込みであり、その他一部製品についても販売回復が遅れている状況です。加えて、景気回復の先行きも不透明な状況にあることから、一部の工場で減産調整を行うことによる生産休止費用を営業外費用として追加計上することも織り込み、売上高ならびに経常利益、当期純利益の予想を下方に修正いたします。なお、営業利益については各種経費圧縮効果に加えて経費の一部が、生産休止費用として営業外費用に計上される見込みであることから上方に修正いたします。