【買い】富士フイルムホールディングス（4901）自社株買いを発表、三役好転済み◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

自社株買いを発表、三役好転済み

8月28日は日経平均＋143.99円の19506.54円、TOPIXは＋9.89ポイントの1607.65と反発した。
現在CME日経先物は19570円（円建て）、為替は110.27円と推移している。

30日のＮＹ市場は発表された米8月ADP雇用統計は予想以上の20万人超の増加、米4-6月期GDP改定値でも3％成長を達成する発表を受け上昇した。
今週末には米雇用統計も控えているが、為替も円安方向に振れていることもあり今日の国内株式も上昇するであろう。

【富士フイルムホールディングス】
精密機器・化学メーカー。デジカメやフィルム等写真関連、半導体材料、複写機など情報機器、医療機器と多角化。傘下に富士ゼロックス。

8/14に決算発表。8年3月期1Qの連結税引き前利益は前年同期比2.4倍の576億円に急拡大し、通期計画の2000億円に対する進捗率は28.8％に達した。医療関連事業、高機能材料、「チェキ」等が好調だった模様。
8/30に自社株買いを発表。上限は1600万株。
自社株買いによりEPS、BPS、ROEの向上が見込め株価上昇が期待できる。

テクニカル面では決算発表後の8/15に大きくギャップアップ。窓を埋める動きもあったが見直し買いが入り、日足チャートで25日線辺りで反発した。一目均衡表でも三役好転しており、強い上昇トレンドを示唆。

業種：化学：
時価総額：21753億円
PER：17.40倍
PBR:0.90倍