メディシノバは小動き、アルコール依存症を適応とするイブジラストで新しい知見を発表

　メディシノバ<4875.T>は小動き。同社はこの日午前８時にＭＮ－１６６(イブジラスト)のアルコール依存症を適応とするフェーズ２ａ臨床治験の主任責任医師（ＵＣＬＡのララ・レイ博士）が、第３９回アルコール中毒症研究会議年次総会で、完了済の臨床治験の追加解析から得られた新しい知見に関する発表を行ったことを発表、株価はこれを受けて高く始まったが、買い一巡後は目先売りに押されている。

　これは６月２７日に、米国ルイジアナ州ニューオーリンズのハイアットリージェンシー・ニューオーリンズホテルで発表したもの。アルコール静脈注射チャレンジ セッション（アルコールを静脈注射し、アルコール影響下における被験者の反応を評価するセッション）で、Ｂｅｃｋ式抑うつ評価スケールにより「抑うつ度が高い」と評価されたアルコール依存症患者において、イブジラストはアルコールで誘因されるポジティブムードを有意に減少、アルコールで誘因される“刺激感”を有意に減少させたことなどを発表している。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）