アルプス技研が上昇加速、今１２月期第１四半期営業利益４割増で買い呼び込む

　アルプス技研<4641.T>が上昇加速、３連騰で一時２４００円台まで上値を伸ばし、年初来高値更新を視野に置く。同社は自動車業界や電機・精密業界向けなど技術系の人材派遣サービスを手掛けるが、技術者のスキルアップに経営資源を注ぎ、需要旺盛な自動車向けを中心に顧客メーカーのニーズを囲い込むことに成功、契約単価の上昇なども収益を後押ししている。同社が１０日取引終了後に発表した１６年１２月期第１四半期（１～３月）の連結営業利益は７億２００万円（同４０．８％増）、最終利益は４億６１００万円（同５０．０％増）と急拡大を示しており、これを評価するかたちで改めて物色資金が流入した。

　毎期増配を続けるなど株主還元姿勢に前向きな点もポイント。今期年間配当は前期実績比５円増配の７６円を計画、配当利回りは３％を超えており、インカムゲイン狙いの買いも引き寄せている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）