ＤＩＣ、今期経常を2％下方修正、配当も25円減額

　ＤＩＣ <4631> が11月14日昼(12:00)に決算を発表。19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比17.8％減の299億円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の410億円→400億円(前期は487億円)に2.4％下方修正し、減益率が15.8％減→17.9％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の220億円→210億円(前年同期は242億円)に4.5％減額し、減益率が9.2％減→13.3％減に拡大する計算になる。

　業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の125円→100円(前期は125円)に減額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比8.3％減の109億円に減り、売上営業利益率は前年同期の6.0％→5.8％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　本日公表した「2019 年12 月期第３四半期決算短信」で記載のとおり、当社は2019 年12 月期の業績見通しを下方修正しました。親会社株主に帰属する当期純利益は、当第３四半期に災害や買収関連の一時費用が発生したほか、今後も追加で事業の効率化を目的とした一時費用の発生を見込んでいるため、大幅な減益となる見通しです。　上述の業績見通し修正に伴って、期末配当予想を１株当たり65 円から40 円に修正します。修正予想を踏まえた年間配当金の配当性向は43.0％となる見通しです。