【売り】ケネディクス:いま買うのは危険!? 再び過熱感? 中長期投資では期待できるが、短期的には…?
【ケネディクスの注目ポイントは全てで3つ!】
ポイント1:15年12月期の経常を上方修正し、人気化
ポイント2:決算内容は好調・割安。中長期視点では良好な状況だが…
ポイント3:一方、短期的にはやや過熱気味。押し目を狙った方が無難か。
以上の3点の理由から、私は同社株の値下がりを不安視しています。
同社の事業内容や、各注目ポイントについては、以下でご説明します。では早速、以下をご覧ください。
【ケネディクスとは?】
まず、同社の事業内容から説明します。
ケネディクスは、不動産ファンドを運営しています。米国不動産会社ケネディ・ウィルソンの日本法人として発足しました。
以上が、同社の詳しい事業内容です。
次に、同社の1つ目の注目ポイント(最新トピック)についてご紹介します。では、以下をご覧ください。
【ポイント1:ケネディクスの最新トピック!】
ここでは、同社の最新トピックについて触れ、同社株の中長期的な見通しについて分析していきます。
1月13日に同社は業績修正を発表。2015年12g月の連結経常利益を従来予想の75億円から90億円に上方修正しました。これにより、同社株への注目度が高まっています。
以上が、同社に関する1つ目の注目ポイント(最新トピック)の詳細です。
次に、同社の2つ目の注目ポイント(決算書の内容)についてご紹介します。では、以下をご覧ください。
【ポイント2:ケネディクスの決算書を読むと…?】
ここでは、同社の決算書の内容について触れ、業績面・価格面において、中長期的な投資魅力度について分析していきます。
まず、業績面では、2015年12月期第3四半期累計における連結経営成績は、
・売上高:19,826百万円(前年同期比+0.4%)
・営業利益:8,844百万円(前年同期比+40.8%)
・経常利益:8,025百万円(前年同期比+52.5%)
・純利益:8,714百万円(前年同期比+46.6%)
となり、好調です。今後の業績拡大にも期待が持てるため、これから中長期にわたって株価が下がりにくいことが見込めます。
次に、価格面では、PERは13.6倍、PBRは1.50倍、配当利回りが0.82%であるため、同業他社とくらべて割安だと考えられます。今後は、同業他社よりも株が買われやすい可能性があるため、同社の株式は下がりにくいと考えられるでしょう。
以上の2点より、同社株を中長期的に保有することで、下落しにくいと期待できるでしょう。中長期的には、同社の株価には安心感が漂っています。
以上が、同社に関する2つ目の注目ポイント(決算書の内容)です。
次に、同社の注目ポイントの3つ目(チャート分析の内容)についてご紹介します。では、以下をご覧ください。
【ポイント3:ケネディクスをチャート分析すると…?】
ここでは、同社のチャートを分析し、需給・投資家心理の面において、短期的な投資魅力度について分析していきます。
同社の株価は、ここ5日間で株価は19.41%も上昇しており、過度に株が買い込まれています。今回のような上昇があった場合は、翌日の日中に株価が反落するおそれが高まると考えられます。
参考までに、同社株と似たような値動きをした株は、過去15年間の統計上、反落しやすかったことが分かっています。参考までに、以下の検証結果をご覧ください。
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検証期間:2000年1月1日〜2016年1月29日
→ 似た値動きが起きた回数:1489回
→ そのうち翌日日中に値上がりした:498回
→ そのうち翌日日中に値下がりした:991回
→ 1度あたりの平均株価変動率:-2.09%
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上記が、同社株と似たような値動きをした株の、翌日日中の値動きを集計した結果です。同社株と似たような値動きをした株は、翌日の日中に値下がりした回数が値上がりした回数よりも多く、1度あたりの平均株価変動率がマイナスとなりました。以上の2点の結果より、同社株と似た値動きをした株は、翌日から反落へと転じやすいと考えられます。同社の今回のような値動きは、統計的には売りに有利なチャートだと言えるでしょう。
【本記事のまとめ】
以上の3つのポイントを踏まえ、私は同社株の値下がりを不安視しています。これからの投資先を考える上で、ぜひあなたも同社株の動向に注意してみてはいかがでしょうか。
なお、株の売買に際して、今回のように簡単な分析や検証を行うことで、これから行おうとしている投資が、どの程度リターンを期待でき、どの程度リスクがあるのかを事前に把握することができます。
詳しく検証を行ってから投資すると、きっと安心感が違うはずです。もっと株を詳しく分析することで、今まで以上に大きなパフォーマンスを出せる投資家になれるかもしれませんよ?
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