ミライアルがＳ高カイ気配、第１四半期営業利益は５４％増で上期計画を上回る

　ミライアル<4238.T>が朝方から買いを集め、ストップ高水準でカイ気配となっている。９日に発表した第１四半期（２～４月）連結決算が、売上高２１億２１００万円（前年同期比１５．７％増）、営業利益３億１００万円（同５４．４％増）、純利益２億６３００万円（前年同期２億８００万円の赤字）と大幅営業増益だったことが好感されているようだ。

　半導体シリコンウエハ業界の活況を背景に、主力のシリコンウエハ出荷容器が前年下期から回復に転じており、プラスチック成型事業が伸長。また、成形機事業や不動産賃貸なども堅調に推移した。

　１８年１月期通期業績予想は第２四半期累計（１７年２月～７月）予想のみを発表し、売上高３４億８０００万円（前年同期比１０．５％増）、営業利益２億４０００万円（同７７．５％増）、純利益３億円（前年同期１億５６００万円の赤字）の従来予想を据え置いた。第１四半期の営業利益が上期計画を上回っているが、会社側では「主要販売先である半導体業界の事業環境の変動が激しいため、変更していない」としている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）