稀元素、今期最終を13％下方修正

　第一稀元素化学工業 <4082> [東証Ｐ] が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比14.4％増の34.7億円に伸びた。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の41億円→35.5億円(前期は18.4億円)に13.4％下方修正し、増益率が2.2倍→92.0％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の6.3億円の黒字→0.8億円の黒字(前年同期は3.5億円の赤字)に86.2％減額した計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終利益は前年同期比98.6％減の0.1億円に大きく落ち込んだが、売上営業利益率は前年同期の11.8％→14.1％に上昇した。

株探ニュース