関電化の９月中間期は営業増益で着地、原燃料費用や固定費が改善

　関東電化工業<4047.T>がこの日の取引終了後、第２四半期累計（４～９月）連結決算を発表しており、売上高２１３億４０００万円（前年同期比２．５％増）、営業利益４０億７５００万円（同５．０％増）、純利益２７億１００万円（同１０．４％減）と営業増益を確保して着地した。

　電池材料の六フッ化タングステンが販売数量の増加や価格修正効果で伸長し、精密化学品事業が増収となったことに加えて、原燃料費用や固定費が改善したことが売上高・営業利益を押し上げた。

　なお、１７年３月期通期業績予想については、半導体・液晶用特殊ガス類が競争激化により計画を下回る見通しのため、売上高を４６１億円から４４５億円（前期比３．５％増）へ下方修正したが、前述の原燃料費用改善効果などで、営業利益は７６億円（同１２．１％減）、純利益は５１億円（同３６．８％減）の従来予想を据え置いている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）