神島化学工業が大幅反発、１７年４月期業績予想を上方修正し期末配当を４円増額

　神島化学工業<4026.T>が大幅反発している。１２日の取引終了後、１７年４月期の単独業績予想について、売上高を２２３億５０００万円から２２４億５０００万円（前期比２．９％増）へ、営業利益を１２億８０００万円から１４億円（同７７．０％増）へ、純利益を８億６０００万円から９億８０００万円（同５７．１％増）へ上方修正したことが好感されている。

　軒天井ボードの高級化製品の拡販や耐火パネルの需要が増加したことなどが寄与し、売上高が計画を上回って推移していることが要因。また、足もとで輸入燃料価格が下落していることや、有形固定資産の償却方法の変更などによる減価償却費の減少などが寄与するという。

　また、業績御層の修正に伴い、従来７円を予定していた期末配当を４円増額して１１円に引き上げるとあわせて発表しており、これも好材料視されている。年間配当は１８円（従来予想１４円）となり、前期比では６円の増配となる。

　なお、第２四半期累計（５～１０月）決算は、売上高１０９億６４００万円（前年同期比１．９％増）、営業利益７億１００万円（同９０．３％増）、純利益５億３３００万円（同５８．７％増）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）