シンシア、セグエグループなど直近ＩＰＯの一角が人気化、値動きの良さから買い集める◇

　シンシア<7782.T>など直近ＩＰＯ銘柄の一角への人気は継続。セグエグループ<3968.T>やＭＳ-Ｊａｐａｎ<6539.Ｔ>も買われている。シンシアは４日続伸で一時、前日比１５％高まで買われ高値を更新。コンタクトレンズの製造・販売を手掛ける同社株は、初値が公開価格（２１００円）を割ってスタートしたが、「株価には出遅れ感がある」（市場関係者）との見方から買いを集め、足もとでは同価格から２．３倍の水準まで値を上げている。また、ネットワークセキュリティー製品の設計販売を手掛けるセグエグループはストップ高に急伸。弁護士や公認会計士や経理や法務などの管理部門経験者などに特化した人材紹介を手掛けるＭＳ－Ｊａｐａｎも新高値に買われている。直近ＩＰＯ銘の一角は値動きの良さから買いを集めているが、２７日に新規上場したティビィシィ・スキヤツト<3974.T>は利益確定売りで大幅安となるなど、資金の逃げ足は速く一転して下げ基調に転じる懸念もある。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）