コムチュアが大幅反発、９月末を基準日とする１対３株の株式分割を発表

　コムチュア<3844.T>が３日ぶりに反発している。７月３１日の取引終了後、９月３０日を基準日として１対３株の株式分割を実施すると発表しており、これを好材料視した買いが杯が入っているようだ。

　投資単位当たりの金額を引き下げることで、投資家がより投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層のさらなる拡大を図るのが狙い。また、株式分割に伴い従来は中間・期末各２２円としていた配当を中間２２円、期末７円４０銭にするとあわせて発表した。

　同時に発表した第１四半期（４～６月）連結決算は、売上高３８億２０００万円（前年同期比２７．９％増）、営業利益２億８０００万円（同４．１％増）、純利益１億７３００万円（同３．１％減）だった。クラウドビジネスの拡大や金融分野での受注拡大などで売上高・営業利益は伸長したが、法人税などの負担が増加したため、純利益は減益を余儀なくされた。

　なお、１８年３月期通期業績予想は、売上高１５３億円（前期比１０．１％増）、営業利益１７億円（同１１．６％増）、純利益１１億８０００万円（同１１．１％増）の従来見通しを据え置いている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）