ジョルダン、今期経常を10％上方修正

　ジョルダン <3710> [ＪＱ] が9月24日大引け後(15:30)に業績修正を発表。21年9月期の連結経常利益を従来予想の1億円→1億1000万円(前期は2億2300万円)に10.0％上方修正し、減益率が55.2％減→50.7％減に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の6000万円→1000万円(前期は5200万円)に83.3％下方修正し、一転して80.8％減益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2700万円の赤字→1700万円の赤字(前年同期は3700万円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う度重なる緊急事態宣言の発出・延長等により、人々の外出・移動が減少し、乗換案内事業を中心に売上高が当初の予想をやや下回る見込となりました。その影響により、営業利益につきましても当初の予想を下回る見込となりました。経常利益につきましては、第３四半期連結累計期間に計上した営業外収益及び営業外費用から大きな変動は発生しておらず、それを踏まえて当初の予想をやや上回る見込としております。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、第３四半期連結累計期間の状況とその後の税金費用の見込等を考慮した結果、当初の予想を下回る見込となりました。　現在も新型コロナウイルス感染症の影響は継続しておりますが、緊急事態宣言の解除等改善の兆しも徐々に見えつつあります。当社グループといたしましては、移動需要の回復を見据え「MaaS（Mobility as a Service）」（モビリティのサービス化）の事業展開を進めるとともに、「with コロナ社会」における人々の生活や企業の活動を支援するサービスの提供等を行い、業績の回復に努めてまいります。（注）業績予想につきましては、本資料の公表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。