フィックスは急反落、一時高値更新も利益確定売りに押す

　フィックスターズ<3687.T>は急反落。２３日に東証マザーズに新規上場し、初日は買い人気を集め値つかずで、２日目の前日に公開価格（３４５０円）の２．６倍に当たる９０４０円をつけ、その後ストップ高まで買われた。上場３日目のこの日は一時、前日比１２６０円高の１万１８００円まで買われたが、公開価格から３．４倍の水準まで上昇したこともあり、後場に入り利益確定売りに押されている。
　株式上場時での時価総額は４０億円強で、公募増資などの資金吸収額も５億円程度と小ぶりなハイテク銘柄として人気を集めた。データの高速処理を可能にするコンピューターソフトやシステムの開発を手掛けており、複数の回路を連携させて情報を処理する半導体「マルチコア」向けの高速化技術に強みを持つ。今後は、ナスダック市場などのハイテク株の値動きに左右される展開も予想される。

フィックスの株価は１３時５４分現在８７１０円（▼１８００円）




出所：株経通信（株式会社みんかぶ）