【売り】㈱モブキャスト（3664）新作ゲーム公表も材料出尽くし感から急落= フェアトレード 西村剛

■注目銘柄：【売り】㈱モブキャスト（3664）

日本のIT・ゲーム関連企業で、ケータイやスマホ向けにスポーツエンターテインメントプラットフォーム「mobcast」を提供するプラットフォーマー。

■注目理由
2月9日に決算を発表。
平成28年12月期（平成28年1月1日～平成28年12月31日）の業績は、前年同期比で売上高△20.9％と減収ながら、経常利益は△234百万円で赤字幅縮小。
直近3ヵ月の実績である10-12月期(4Q)の連結最終損益は△60百万円(前年同期は△970百万円)に赤字幅が縮小、売上営業損益率は前年同期の△53.5％→△12.6％に急改善しており好調だ。

スマートフォン向け新作ゲーム「キングダム 乱 -天下統一への道-」の今夏配信を予定していることを公表したが、これまで「Project OK」とされて市場でも期待材料となっていたことから、情報公表を受けて材料出尽くし感が広がっている模様。（出典：2017年3月9日　フィスコ）
9日の株価は前日比マイナス22％と急落、翌10日朝方も1000円台を割り込み株価が25日移動平均を下回っていることから、目先は軟調傾向が続く可能性がある。
空売りできない場合も、利益確定の良い頃合いだろう。
また、3月9日終値時点でPBRは7.56倍となっており、割高感がある。
しばらく様子を見ておく方が無難かもしれない。