山王がＳ高、スマホや車載向け需要好調で１７年７月期最終利益予想を上方修正

　山王<3441.T>がストップ高の１１３１円まで買われている。１４日の取引終了後、１７年７月期の連結業績予想について、売上高を６６億円から７１億円（前期比１０．８％増）へ、純利益を１億４９００万円から１億９５００万円（前期５億５５００万円の赤字）へ上方修正したことが好感されている。

　スマートフォン向け製品や車載向け製品などの主力製品の部品需要が引き続き高水準で推移する見通しであり、積極的な受注活動を継続することで、売上高は前回予想を上回る見通しだという。また、上期に為替差益を計上したことも寄与する。なお、営業利益は１億２５００万円（同３億９４００万円の赤字）の従来予想を据え置いている。

　また、同時に発表した第２四半期累計（１６年８月～１７年１月）決算は、売上高３６億３９００万円（前年同期比１２．４％増）、営業損益６１００万円の黒字（前年同期３億４７００万円の赤字）、純利益１億５９００万円（同３億８４００万円の赤字）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）