ＤＶｘ、非開示だった今期経常は54％減益、未定だった配当は24円実施

　ディーブイエックス <3079> が6月15日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は経常利益(非連結)が前期比54.2％減の5億1400万円に落ち込む見通しと発表した。
　同時に、非開示だった21年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は経常損益が5200万円の赤字(前年同期は4億5300万円の黒字)に転落する見通しと発表した。

　また、従来未定としていた期末一括配当は24円(前期は24円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社は、2020年５月15日に公表した「2020年３月期　決算短信[日本基準]（非連結）」において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、重篤で緊急性が高い治療が確実に行われる体制を維持するために待機的な治療など緊急性の低い治療については可能な限り延期するなどの対策が医療機関において執られており、新型コロナウイルス感染症が収束する時期や症例数の減少など業績への影響を合理的に見通すことが困難であると判断し、業績予想の公表を見合わせ、予想値については未定とさせていただきました。依然として新型コロナウイルスの影響は収束しておりませんが、５月25日に政府により緊急事態宣言が全面解除され経済活動が再開しつつあること、当社が属する医療機器業界では、５月22日に日本不整脈心電学会のCOVID-19対策ワーキンググループから不整脈手技における新型コロナウイルス感染症対策に関する提言として「地域の感染状況」、「疾患の重症度によるトリアージ」、「医療資材の充足度」を施設ごとに総合的に判断し、待機的な不整脈手技を再開する指針が公表されたこと、当社の４月以降現在時点までの売上等実績の推移に一定の底打ちの状況が確認されることから、新型コロナウイルス感染拡大の当社業績への影響は2020年６月以降収束に向かい、2020年９月まで影響が継続、第３四半期以降は一定範囲の影響に収まるものと想定し、業績予想を作成し公表するものであります。なお、今回の業績予想にあたりましては、新型コロナウイルス感染拡大の第２波や再びの緊急事態宣言の事態について想定・反映しておりません。新たな事態が生じた場合は速やかに業績への影響をお知らせいたします。

　上記の業績予想および従来からの安定配当方針の継続を踏まえ、2021年３月期の期末配当を上記のとおり予想しております。（注）本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述につきましては、当社が現時点で入手可能な情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づき当社で判断したものであり、実際の業績等は今後様々な要因により大きく異なる可能性があります。