トランスＧが堅調、「ヒト化マウス」の韓国における特許査定を発表

　トランスジェニック<2342.T>が堅調。「ヒト化マウス」に関して共同研究契約を締結している熊本大学と当該研究成果について国際特許出願をしていたが、１日取引終了後に韓国特許庁から特許査定を受けたことを発表しており、これを好感する買いが優勢となった。これに先立って同社は、３０日に「ヒト化マウス」の研究成果がオーストラリア当局から特許査定を受けたことを発表している。

　同技術に関する特許は、同社と熊本大学生命資源研究・支援センター山村研一シニア教授（同社技術統括担当取締役）のグループと、より有用なモデル動物の創出を目指して、共同研究していた「ヒト化マウス」の研究成果の権利化を図ったもの。同特許は既に日本、オーストラリアで成立しており、今回の韓国での査定はそれに続くもの。なお、これによる１７年３月期業績への影響はないとしているが、今後も各国において知的財産権を確保し、グループの業績拡大、企業価値向上につなげる構え。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）