丸大食、前期最終を一転赤字に下方修正

　丸大食品 <2288> [東証Ｐ] が5月9日大引け後(15:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結最終損益を従来予想の12億円の黒字→95億円の赤字(前の期は49.8億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結経常損益は従来予想の26億円の黒字→36億円の黒字(前の期は8.9億円の赤字)に38.5％上方修正した。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の2.1億円の黒字→104億円の赤字(前年同期は44.1億円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、外食産業やコンビニエンスストア向けの売上高が好調に推移し、前回予想を若干上回る見込みです。　利益面では、原材料価格やエネルギーコストの高止まりがありましたが、価格改定に加え、継続的なコスト削減効果などから営業利益及び経常利益は前回予想を上回る見込みです。　一方、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、上記減損損失の計上により前回予想を下回る見込みです。　なお、今回の業績予想の修正に伴う配当予想の修正はございません。※上記の予想は、発表日現在において当社が入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。