林兼は反発、「アスコフィランＨＳ」における感染性肺炎の予防に関する特許取得

　林兼産業<2286.T>は反発。１４日の取引終了後、海藻アスコフィラム・ノドサムから抽出した機機能性食品素材「アスコフィランＨＳ」に関して、感染性肺炎の予防に関する特許を取得したと発表しており、これが好感されているようだ。

　また、あわせて発表した２１年３月期決算でアスコフィランの販売数量が前の期比３．４倍と大幅に増加したことが明らかとなっており、特許取得による今後の製品展開への期待感も高まっているとみられる。なお、２１年３月期決算は賃貸用不動産の売却益計上などにより純利益は大幅な増益となったものの、売上高・営業利益はともに減収減益で着地した。２２年３月期の連結業績予想は、「収益認識に関する会計基準」を適用するため比較はないが、売上高４２５億円（前期４４３億６６００万円）、営業利益６億１０００万円（同６億１５００万円）を見込む。

出所：MINKABU PRESS