カルビーは後場マイナスに転じる、北米・韓国事業の業績回復遅れなど響く

　カルビー<2229.T>は後場マイナスに転じている。午後１時ごろ、１７年３月期の連結業績予想について、売上高を２６２０億円から２５００億円（前期比１．６％増）へ、営業利益を３１０億円から２８５億円（同１．３％増）へ、純利益を１７８億円から１８２億円（同８．３％増）へ下方修正したことが嫌気されている。

　円高による為替換算の影響に加えて、海外の主力地域である北米および韓国の業績回復が遅れたことや、国内の馬鈴しょ調達不足に起因したポテト系スナックの売り上げが減少したこと、さらにコーン系スナックの売り上げ低迷が継続したことなどが要因としている。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１６年４～１２月）決算は、売上高１８８９億４４００万円（前年同期比２．０％増）、営業利益２２２億４４００万円（同１．５％増）、純利益１４４億７００万円（同７．６％増）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）