ＵＴＨＤが反発、好業績期待と自社株買いで上値指向再開

　ＵＴホールディングス<2146.T>が３日ぶり反発。株価は６日、７日に急伸し、その後は目先筋の利益確定売りを５００円台前半でこなす展開だったが、目先売り物が薄くなり再度上値をうかがう展開にある。半導体や液晶分野中心に派遣や製造請負を手掛ける。企業の設備投資ニーズの拡大を背景に派遣人数は増勢、つれて単価も上昇傾向にあり好環境を享受している。１５年３月期営業利益は２０億円予想と前の期比２ケタ近い伸びが予想されているが、「１６年３月期は派遣需要がさらに拡大し収益成長も加速する」（業界担当アナリスト）との見方が強い。また、１６年２月までに発行済み株式総数の７．８％相当の３００万株を上限とする自社株買いを発表しており、株式需給面で心強い材料となっている。　　

ＵＴＨＤの株価は９時５３分現在５４０円（△６円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）