甜菜糖は後場一時買われる、１８年３月期第２四半期累計利益予想を上方修正

　日本甜菜製糖<2108.T>は後場買われ、一時前日比でプラス圏に浮上する場面があった。同社は１０日午後２時、１８年３月期第２四半期累計（４～９月）の連結業績予想の修正を発表。営業利益を９億円から１２億円（前年同期比８．８％増）へ、最終利益を８億円から１０億円（同３２．１％増）へそれぞれ増額した。売上高は２８０億円（同３．２％減）で据え置いた。

　砂糖事業で、２０１６年産原料甜菜の不作によりビート糖の販売数量が減少したものの、砂糖市況が前回業績予想時の見込みと比べ堅調に推移したこと、販売費などのコスト低減に努めたことにより、上期は収益が改善する見込み。また、砂糖事業以外の事業でも、コスト削減などにより収益が堅調に推移している。

　あわせて発表した第１四半期の連結決算は売上高１３９億８５００万円（前年同期比１．６％減）、営業利益１０億４２００万円（同２６．０％増）、最終利益８億７３００万円（同２４．６％増）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）