銭高組、前期経常を73％上方修正、未定だった配当は100円実施

　錢高組 <1811> が4月22日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の32.5億円→56.3億円(前の期は69.2億円)に73.2％上方修正し、減益率が53.1％減→18.7％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2.7億円の赤字→21億円の黒字(前年同期は40.7億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は100円(前の期は100円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（個別業績予想）　　売上高につきましては、工事の進捗が予想を上回ったことにより、前回予想より55億円増加する見通しとなりました。利　益面につきましては、工事採算の改善に伴い完成工事総利益が増加したこと等により、営業利益は21億９千万円、経常　利益は24億２千万円、当期純利益は22億２千万円、前回予想よりそれぞれ増加する見通しとなりました。（連結業績予想）　　連結業績予想につきましては、主に個別業績予想の修正に伴うものです。

　　2021年３月期の配当につきましては、前回予想において未定としておりましたが、上記業績予想および今後の経営環境を総合的に勘案して、１株当たり50円の普通配当に50円の特別配当を加えて100円の配当を実施させていただく予定です。　なお、本件につきましては、2021年６月に開催予定の第90回定時株主総会の決議をもって正式に決定、実施する予定です。（注）業績予想および配当予想につきましては、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提　　　に基づいており、実際の業績および配当は様々な要因により予想値と異なる可能性があり、将来の業績および配当を　　　保証するものではありません。