藤田エンジ、前期経常を一転23％増益に上方修正・6期ぶり最高益、配当も20円増額

　藤田エンジニアリング <1770> [東証Ｓ] が4月25日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の17.8億円→23.3億円(前の期は18.9億円)に30.9％上方修正し、一転して22.8％増益を見込み、一気に6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の9.4億円→14.9億円(前年同期は14.5億円)に58.0％増額し、一転して2.8％増益計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の40円→60円(前の期は40円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、建設事業におきまして、受注が堅調であり工事の進行も順調であったこと、また、機器販売及び情報システム事業や機器のメンテナンス事業についても堅調に推移したこと等により前回予想を上回ることとなりました。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、上記売上高の増加に加え、原価管理の徹底に努めたこと等により前回予想を上回ることとなりました。

　当社は、株主の皆様に対する安定的かつ継続的な株主還元を実施していくことを基本方針としております。この方針に従い、本日の前回予想を上回る業績予想の修正を踏まえ、期末配当金につきましては、普通配当を前回予想の20円から10円引き上げ30円とするとともに、特別配当10円を加えた40円に修正いたします。これにより、年間の予想配当金は、すでに実施済みの中間配当金20円と合わせて60円となります。（注）上記の予想は、本資料の発表日において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。