シンクレイヤが一時Ｓ安、１７年３月期営業利益は計画上振れも利益確定売り

　シンクレイヤ<1724.T>が急落し、一時ストップ安まで売られている。２４日の取引終了後、集計中の１７年３月期連結業績について、売上高が７２億６０００万円から６５億４００万円（前の期比８．８％減）へ下振れた一方、営業利益が２億２０００万円から２億８７００万円（同４．６倍）へ、最終損益が１億８５００万円から２億３８００万円（前の期５３００万円の赤字）へ上振れ着地したようだと発表した。ただ、４月中旬から急騰局面にあったため、上方修正を機に材料出尽くし感から利益確定売りに押されている。

　計画していた工事案件のうち、一部計画が先送りになった物件や期内に完工に至らなかった物件が発生したため売上高は減少した。ただ、光端末機器を中心とした機器販売が好調だったことから生産稼働率が上昇したことに加え、工事でも効率化による原価圧縮効果が寄与した。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）