サカタタネ、上期経常を一転13％増益に上方修正、通期も増額

　サカタのタネ <1377> が1月10日大引け後(15:00)に業績修正を発表。17年5月期第2四半期累計(6-11月)の連結経常利益を従来予想の40億円→58.7億円(前年同期は51.9億円)に46.9％上方修正し、一転して13.0％増益見通しとなった。
　上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の63億円→74億円(前期は75.5億円)に17.5％上方修正し、減益率が16.6％減→2.1％減に縮小する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（１）第２四半期（累計）連結・個別業績予想数値の修正について　連結業績及び個別業績は、国内・海外ともに野菜種子の売上が大幅に増加したこと、欧州・アジアの花種子が好調であったことなどから、当初予想比増収となる見込みであります。また利益面につきましても、収益性の高い野菜種子の売上が予想に比べ大きく伸びたことから、当初予想比増益となる見込みです。　この結果、第２四半期における連結業績予想の数値については、売上高を282億21百万円（当初比29億21百万円増、11.5%増）、営業利益を56億円（当初比17億円増、43.6%増）、経常利益を58億75百万円（当初比18億75百万円増、46．9%増）、親会社株主に帰属する四半期純利益を43億19百万円（当初比15億19百万円増、54.3%増）に修正いたします。　また個別業績予想の数値については、売上高を172億77百万円（当初比12億円77百万円増、8.0%増）、経常利益を30億87百万円（当初比13億87百万円増、81.6%増）、四半期純利益を24億68百万円（当初比11億68百万円増、89.8%増）と見込んでおります。（２）通期連結・個別業績予想数値の修正について　通期の連結業績及び個別業績につきましては、上期に計上した売上増のほか、為替が下期にかけて円安に推移していることから想定為替レートを１米ドル110円、１ユーロ115円（前回予想は、１米ドル100円、１ユーロ110円）に変更するため、当初の予想比増収となる見込みです。利益につきましては、上期の収益性の高い種子売上の増収効果や下期の円安による為替影響などにより、当初予想比増益となる見込みであります。　これらの結果、売上高は594億円（当初比33億円増、5.9%増）、営業利益を70億円（当初比10億円増、16.7%増）、経常利益を74億円（当初比11億円増、17.5%増）、親会社株主に帰属する当期純利益を52億円（当初比8億円増、18.2%増）に修正いたします。　また個別業績予想の数値については、売上高を351億円（当初比９億円増、2.6%増）、経常利益を28億円（当初比５億円増、21.7%増）、当期純利益を21億円（当初比３億円増、16.7%増）と見込んでおります。（注）本資料に記載された業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。