東京株式（寄り付き）＝米株高、円安を背景に買い優勢で始まる

　２９日の東京株式市場は買い優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比１３０円高の２万２６０円と反発。

　前日の米国株市場でＮＹダウ、ナスダック指数ともに急反発したことで投資家心理が改善したほか、足もと外国為替市場では１ドル=１１２円台前半と円安水準で推移していることも、主力株中心に追い風材料となっている。米国では長期金利が上昇し大手金融株が買われ全体相場を牽引しているほか、半導体関連株も幅広く買いを集めていることで、東京市場にもこの流れが波及する可能性がある。２０日につけた年初来高値２万２３０円４１銭の更新を視野に強調展開が見込まれる。

　寄り付き時点で業種別では３３業種中、食料品を除きほぼ全面高、値上がり上位に鉄鋼、銀行、証券、非鉄、卸売、ガラス土石、保険など。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）