国内大手証券、１３年１月以来のゴールデンクロス示現が接近

　三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券は１日、テクニカル分析から「日本株は第３波の強気相場を迎えた」と指摘した。同証券では、１６０カ月サイクルと３１四半期サイクルによる日経平均株価の底打ち時期を１６年７～９月期とみていたが、「６月２４日の１万４８６４円をもってプライマリー第２波は終了した可能性が高まった」と指摘。日本株は第３波の強気相場を迎えたとみている。

　日経平均株価は、過去の累積売買代金が少ない価格を通過しており、１５年からの下落に対する６１．８％戻り（１万８６２７円）を突破し、年末に向けては「ザラ場ベースの年初来高値（１万８９５１円１２銭）を更新する可能性が高い」と予測。小勢第３波のターゲットは1万８７２１円～２万３３３円としている。

　さらに、順当なら１２月第２週（１２～１６日）に日経平均株価の２６週と５２週の移動平均線がゴールデンクロスする見込みだ。前回のゴールデンクロスは１３年１月に出現し、そこから４カ月あまりで日経平均株価は４０％上昇した。当時の動きをそのまま今回に当てはめることはできないが、「少なくとも２６週と５２週の移動平均線のゴールデンクロスはダイナミックな上昇トレンドが進行しているとの見方を強化する」とみている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）