感謝祭前に下値の堅さを試す展開=外為どっとコム総研 神田卓也
弱含むも下落圧力は弱い
東京市場のドル/円は、株価の冴えない動きに連れて122.20円台まで弱含む展開となった。
もっとも、テクニカルポイントの16日安値付近で下げ渋るなど、下落は秩序立ったもののように感じられた。
ポジション圧縮続けば122.00円も
本日は欧米市場でも下値の堅さを試す展開が続きそうだ。米国勢は明日から感謝祭の連休に入る向きが多く、リスクテイクには慎重になる公算が大きい。大幅なドル安は見込まれないものの、彼らのドル買いポジション圧縮の動きが続くようなら次のテクニカルポイントである122.00円付近まで下値を切り下げる可能性もあろう。
ドル買いは期待薄か
なお、米週次新規失業保険申請件数や米10月耐久財受注(いずれも22:30)など、経済指標の発表が複数予定されているが、よほど強い結果が続かない限り、ドルを買い上がる動きには繋がりにくそうだ。
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