来週(25~29日)の株式相場見通し=上昇に備えた一服、新たな買い材料を模索

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/05/22 18:34
 来週(25~29日)の東京株式市場は、きょうまでの日経平均株価6日続伸の後を受け、中期上昇相場のなかでの一服場面となり、2万円固めの動きが持続しそうだ。全体相場は、昨年12月以来約半年ぶりの6日続伸で、目先的な過熱感も出はじめている。また、きょうの東証1部の売買代金は2兆4182億円と、5月に入ってからの最低水準に低下しており、市場関係者からは「買い疲れ感の表れ」との見方も出ている。
 16年3月期の業績見通しを吟味しながらの好業績銘柄物色もかなり織り込む動きが進捗しており、この水準からさらに買い上がるには、新たな手掛かり材料が必要となりそうだ。日経平均株価の想定レンジは1万9900~2万500円とする。ただ、外国人の買いが勢いを増せば堅調展開となる可能性もある。
 日程面では、4月の貿易統計、気象庁の3カ月予報(25日)、4月の企業向けサービス価格指数(26日)、4月30日の日銀金融政策決定会合の議事要旨(27日)、4月の商業販売統計(28日)、4月の鉱工業生産指数・消費者物価指数・失業率・有効求人倍率・家計調査(29日)に注目。海外では、米4月の新築住宅販売件数、米4月の耐久財受注(26日)、G7財務相・中央銀行総裁会議(27~29日)、米1~3月期のGDP改定値、英1~3月期のGDP改定値(29日)が焦点となる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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