東京株式(前引け)=米国株急伸とGPIF期待で大幅高 

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/10/31 12:04
 31日前引けの日経平均株価は前日比263円高の1万5921円と大幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は11億4736万株、売買代金概算は1兆1792億8000万円。値上がり銘柄数は1483、対して値下がり銘柄数は265、変わらずは83銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウが急反発で約1カ月ぶりの高値水準まで戻してきたことを受け、リスク選好ムードが強まった。外国為替市場では好調な米国景気を背景にドルが買われ、1ドル=109円台前半の推移と円安基調が続いていることや、タイミングよくGPIFの株式運用枠拡大の思惑も浮上するなかで、主力株をはじめ幅広く買いが続いた。東証1部全体の8割の銘柄が上昇している。売買代金も前場段階で1兆1000億円を上回るなど前日に続き盛り上がりをみせている。
 個別ではソフトバンクが断トツの売買代金で堅調。トヨタ、ホンダに買い先行、ファーストリテ、キーエンスも高い。アンリツ、ダイフクが急伸、サイバー、HOYAなども値を飛ばしている。冶金工、ヤマトHDも物色人気を集めた。半面、エンプラスが急落、EIZO、MISAWAなども大きく売られた。カシオが大幅安、富士通も安い。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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