ドル円はNY市場で上昇か

著者:川島寛貴
投稿:2014/10/22 22:10

個人投資家予想レンジ(ドル円)20時~00時

106.75円(一目転換)~107.50円(心理的節目)
現在のレートは107.33円です。(22:02)

ドル円が底堅いものの、やはり107.50円は超えられないという予想が多数を占めています。そこが絶好の戻り売りとなるでしょうか。仮に越えたとすれば、勢いよく上昇しそうですね。

悪化続きの貿易収支

本日発表された9月日本貿易収支は、市場予想の7,800億円の赤字を大きく上回る9,583億円の赤字となりました。

昨日のNY市場の上昇と共に107円台を回復したドル円ですが、これにはほぼ無風でした。再び106円台へ押し戻されたドル円ですが、ここからは昨日と違っていました。
106.80円付近へ下落すると、直ぐに反発するような値動きとなっています。少し前から散見された長期資金や本邦勢の買いが貿易収支を材料に買ってきたのではないでしょうか。
軟調な欧州市場も、NYダウ、東京株式市場の暴騰から小幅上昇。ドル円は再度下落しましたが、割り込めずに反発。短期勢の損切りが出たような小幅ながら勢いのある反発を繰り返しながら、再び107円へ回復しました。

そして、先ほど発表された米国消費者物価指数(前年比)が予想1.6%のところ、結果が1.7%となったことからドル円は小幅に上昇。107.20円まで上値を伸ばしました。

これで上値が軽くなったように思えますので、NYカット(23時)を過ぎたあたりから高値攻めを行う展開となるのではないでしょうか。
川島寛貴
株式会社IEYASU 代表取締役
配信元: 達人の予想