業界標準化で普及に弾み
CDの音質をはるかに凌ぐ高音質の「ハイレゾリューション・オーディオ(ハイレゾ)」対応の音響機器の普及へ向けて業界標準化の動きが具体化してきた。6月12日に日本オーディオ協会がハイレゾの基本定義や推奨ロゴを発表したことで、今後、各メーカーからこの基本定義に対応した製品投入が活発化しそうだ。
「ハイレゾ」はCDの3~8倍程度の情報量を持ち、スタジオの原音により近い高音質を実現していることが魅力だ。CDは、マスターと呼ばれる録音時の音源を落としているが、「ハイレゾ」は、マスターと同等の音源を実現しており、今まで聴こえなかったホールトーンや、楽器の奥深い音色、ボーカルの息遣いなどまで余すことなく聞き分けることが可能になっている。
この「ハイレゾ」に規格については一般的にCDの「44.1キロヘルツ/16ビット」を超えるものを対象としているが、今回、日本オーディオ協会の定義では「96キロヘルツ/24ビット」以上に定められた。加えてロゴについては、日本オーディオ協会がソニーから商標権譲渡を受け、これが協会の推奨するロゴマークに設定されている。
別表は、「ハイレゾ」オーディオ機器や音楽配信を手掛ける企業の一覧。ソニーの「ハイレゾ」対応ウォークマンは一時、店頭で品切れとなるほどの人気。「ハイレゾ」音源配信ではオンキヨー<6628>やエムティーアイ<9438>などが注目される。
「ハイレゾ」はCDの3~8倍程度の情報量を持ち、スタジオの原音により近い高音質を実現していることが魅力だ。CDは、マスターと呼ばれる録音時の音源を落としているが、「ハイレゾ」は、マスターと同等の音源を実現しており、今まで聴こえなかったホールトーンや、楽器の奥深い音色、ボーカルの息遣いなどまで余すことなく聞き分けることが可能になっている。
この「ハイレゾ」に規格については一般的にCDの「44.1キロヘルツ/16ビット」を超えるものを対象としているが、今回、日本オーディオ協会の定義では「96キロヘルツ/24ビット」以上に定められた。加えてロゴについては、日本オーディオ協会がソニーから商標権譲渡を受け、これが協会の推奨するロゴマークに設定されている。
別表は、「ハイレゾ」オーディオ機器や音楽配信を手掛ける企業の一覧。ソニーの「ハイレゾ」対応ウォークマンは一時、店頭で品切れとなるほどの人気。「ハイレゾ」音源配信ではオンキヨー<6628>やエムティーアイ<9438>などが注目される。