<株式トピックス>=1カ月ぶりの1ドル=100円台と今後の株価
3日の外国為替市場で、円相場が約1カ月ぶりに1ドル=100円台に下落してきた。6月中旬には一時、1ドル=93円台までの円高・ドル安が進行したものの、比較的短期間での1ドル=100円台復帰となった。ただ、3日午後4時過ぎ、欧州勢が参加し始める時間帯に入ると、ポルトガルのガスパール財務相とポルタス外相が相次いで辞任したことが、欧州連合(EU)などからの金融支援と引き換えに財政緊縮策を進めるコエリョ政権にとって、痛手と受け止められ、政局不安が材料視されてクロス円が下落、ドル円でも利益確定売りを誘い、1ドル=99円台半ばまで上昇している。
ただ、主力輸出企業の多くは14年3月期の想定為替レートを1ドル=90~95円に置いていることから、1ドル=100円台の円安は、今後の企業業績を大きく押し上げる要因になる。7月後半から、3月期決算企業の第1四半期(4~6月)決算の発表が本格化するが、1ドル=95円と1ドル=100円では、経営者の通期業績に対する想定マインドも大きく上ブレしてくることになる。第1四半期決算発表時点で、通期業績の上方修正に踏み切るケースは少ないようだが、営業利益の通期予想数値に対する進捗率から、将来の上方修正の芽を読み取ることはできそうで、こうした銘柄への物色意欲が高まりそうだ。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
ただ、主力輸出企業の多くは14年3月期の想定為替レートを1ドル=90~95円に置いていることから、1ドル=100円台の円安は、今後の企業業績を大きく押し上げる要因になる。7月後半から、3月期決算企業の第1四半期(4~6月)決算の発表が本格化するが、1ドル=95円と1ドル=100円では、経営者の通期業績に対する想定マインドも大きく上ブレしてくることになる。第1四半期決算発表時点で、通期業績の上方修正に踏み切るケースは少ないようだが、営業利益の通期予想数値に対する進捗率から、将来の上方修正の芽を読み取ることはできそうで、こうした銘柄への物色意欲が高まりそうだ。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
最新人気記事
-
明日の株式相場に向けて=「データセンター関連」5月再噴火の兆候 05/07 17:00
-
「円高メリット」が5位にランク、円買い介入実施の観測強まり注目度ア... 05/02 12:20
-
三菱商、住友商など総合商社株への買い目立つ、午後の決算発表にも関心◇ 05/02 10:51
-
「半導体」が2位、米半導体株高に追随し切り返しトレンドへ<注目テーマ> 04/30 12:20
-
「親子上場」が13位、相次ぐTOBで関心高まる<注目テーマ> 05/01 12:20
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 00:32
-
今日 00:15
-
今日 00:00
-
05/07 23:57