東京駅南通路周辺整備に着手します~日本のセントラルステーションにふさわしい東京駅の実現に向けて~

配信元:PR TIMES
投稿:2024/05/08 20:17



1「TOKYO STATION CITY」について
 JR東日本では、東京駅において2002年以降、北陸新幹線や上野東京ラインなどの鉄道ネットワークの整備・拡充、丸の内駅舎の保存・復原、駅前広場の整備、八重洲口開発、駅構内での通路機能拡充、グランスタなどのエキナカ開発を進め、多彩な魅力と機能を備えた駅づくり・まちづくりに取り組んできました。これらにより、お客さまの利便性や快適性を向上させるとともに、駅東西の回遊性向上など駅周辺のまちづくりの一翼を担ってきました。


[位置図]
2 南通路周辺整備の概要
 このたび、2022年3月に着手した地下1階の南部東西自由通路※の新設工事とあわせ、中央通路南側の地下1階および1階において、2024年5月より駅改良工事に着手します。約9,500平方メートル の新たな空間を創出することで、南通路の拡幅やバリアフリー機能の強化などによる駅の利便性・快適性の向上や賑わいのある魅力的なエキナカ施設の展開を行い、国内外のお客さまに分かりやすく快適にご利用いただける環境を整えていきます。全体完成時期は2031年度冬を予定しています。
 ※東京駅周辺の回遊性の高い歩行者ネットワーク強化に向けて整備する自由通路(2029年頃使用開始予定)
 【プレスリリース】 https://www.jreast.co.jp/press/2021/20220310_ho01.pdf (2022年3月10日)


2-1 駅の利便性・快適性の向上
(1)改札内南通路の改良
 丸の内南口と八重洲南口の改札内を結ぶ南通路は、大きな手荷物をお持ちのお客さまのご利用が多く混雑しているため、通路幅員を拡幅し天井を高くすることで明るく開放感のある通路に改良します。また、コンコースの直線化により見通しを改善し、わかりやすく快適な駅を実現します。
 [表1 南通路整備概要]

[完成時イメージ]1階 南通路コンコース(平面図 視点1.)
 ※パース・図は現時点でのイメージであり、実際とは異なる場合があります。

(2)バリアフリー機能の強化
 中央通路南側において下表のとおりエレベーターを新設・大型化するとともに、南通路に段差対応スロープを新設することにより、車いすをご利用になるお客さまや大きな手荷物をお持ちの国内外のお客さま、ベビーカーをご利用のお客さまなどにとってのスムーズな移動環境を実現し、さらなる利便性向上を図ります。
 [表2 エレベーター整備概要]


(3)駅サービス機能の向上
 吹抜けのあるシンボリックな空間に隣接する待合広場(合計約300平方メートル )を地下1階と1階に整備します。待合機能を強化することにより、改札内で滞在されるお客さまの着席ニーズにお応えするとともに、日本各地の魅力を伝える情報発信・イベントなども行います。また、地下1階の待合広場周辺では改札内トイレ(多機能トイレ含む)や手荷物預かり所を整備し、駅サービス機能の向上を図ります。
[完成時イメージ]地下1階 吹抜空間と待合広場 (平面図 視点2.)
 ※パース・図は現時点でのイメージであり、実際とは異なる場合があります。

2-2 賑わいのある魅力的なエキナカ施設の展開
(1)駅改札内の1階・地下1階について
 南通路周辺の1階既存店舗を拡大・リニューアルするとともに、新たに生み出される地下1階のスペースに店舗を設置します。1階では、乗り換えのお客さまのニーズを満たすとともに、新たな出会いや発見のある店舗展開を行います。また、地下1階の吹抜空間周辺では、待合広場の周囲に飲食店舗を設置するとともに、日本各地の魅力が感じられる情報発信などを行うことで、非日常感を味わいながらゆったりとお過ごしいただける空間を創出します。
 なお、本工事に伴い、南通路周辺の店舗は順次営業を終了します。エキュート東京につきましては段階的に店舗の閉店を行い、2024年8月頃に全店舗の営業を終了する予定です。

(2)駅改札外の南部東西自由通路周辺について
 2029年頃に暫定供用開始を予定している地下1階の南部東西自由通路周辺に店舗などを新設し、自由通路の賑わい創出を図ります。
[完成時イメージ]地下1階 南部東西自由通路周辺の店舗 (平面図 視点3.)
 ※パース・図は現時点でのイメージであり、実際とは異なる場合があります。

<全体整備概要>
配信元: PR TIMES

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