米消費者信頼感指数、22年7月以来の低水準 労働市場への見方も弱まる

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/04/30 23:51
*コンファレンスボード消費者信頼感指数(4月)23:00
結果 97.0
予想 104.0 前回 103.1(104.7から修正)

 日本時間23時に発表になった4月調査分のコンファレンスボード消費者信頼感指数は97.0と2022年7月以来の低水準に低下した。予想も大きく下回っている。6カ月先の期待値も66.4に低下し、現況指数も142.9まで低下。

 米消費者が粘り強いインフレ、高い借入コスト、徐々に冷え込む労働市場と闘う中、消費マインドは最近のレンジ下限に位置している。コンファレンスボードは声明で「米消費者は現在の労働市場の状況についてあまり肯定的でなくなっており、将来の景況感、雇用の可能性、所得についてより懸念するようになった」と分析している。「インフレ期待は安定しているものの、消費者の懸念は食品とガソリン価格の上昇に支配されている」とも述べた。

 米消費者の労働市場に対する見方が弱まっていることも示され、「雇用が豊富」と答えた消費者の割合が減少し、「なかなか得られない」と答えた割合が増加した。この2つの差は、エコノミストが労働市場の強さを測るためによく用いる指標で11月以来の低水準となった。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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