ドル円、154円台後半で変化なし=NY為替序盤
ドル円は154円台後半での推移が続いている。基本的な状況に変化はなく、FRBの利下げ期待の後退からドル買いが下値を支える一方、財務省の介入警戒感から155円台には慎重といった様子に変化はない。
今週は日銀決定会合が予定されており、それへの反応を見極めたい雰囲気も出ているようだ。先週末に植田総裁が「緩和的な金融環境は当面継続するものの、国債買い入れはいずれ減額する」と述べたことにタカ派な印象が広がっている模様。市場からは「これまでと同程度の買い入れを続ける」との文言が声明から削除されるのはとの観測も出ているようだ。
一方、今週は第1四半期の米GDP速報値と3月のPCEデフレータが発表され、市場は動向を注目している。米GDPは25日木曜日、PCEデフレータは26日金曜日に発表される。3月PCEデフレータは市場のFRBへの期待に大きな変化をもたらすとは考えていないとの見方も一部から出ている。むしろ、木曜日の米GDP速報値の方がサプライズをもたらす可能性が高いという。もし、予想を上回る内容であれば、利下げ期待を現段階からさらに後退させる可能性もありそうだ。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は155円に観測されている。
23日(火)
155.00 (7.7億ドル)
25日(木)
155.00 (12.3億ドル)
USD/JPY 154.85 EUR/JPY 165.18
GBP/JPY 191.89 AUD/JPY 99.94
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
今週は日銀決定会合が予定されており、それへの反応を見極めたい雰囲気も出ているようだ。先週末に植田総裁が「緩和的な金融環境は当面継続するものの、国債買い入れはいずれ減額する」と述べたことにタカ派な印象が広がっている模様。市場からは「これまでと同程度の買い入れを続ける」との文言が声明から削除されるのはとの観測も出ているようだ。
一方、今週は第1四半期の米GDP速報値と3月のPCEデフレータが発表され、市場は動向を注目している。米GDPは25日木曜日、PCEデフレータは26日金曜日に発表される。3月PCEデフレータは市場のFRBへの期待に大きな変化をもたらすとは考えていないとの見方も一部から出ている。むしろ、木曜日の米GDP速報値の方がサプライズをもたらす可能性が高いという。もし、予想を上回る内容であれば、利下げ期待を現段階からさらに後退させる可能性もありそうだ。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は155円に観測されている。
23日(火)
155.00 (7.7億ドル)
25日(木)
155.00 (12.3億ドル)
USD/JPY 154.85 EUR/JPY 165.18
GBP/JPY 191.89 AUD/JPY 99.94
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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