◆ 水準は切り上げたが… - “150円半ば”は変わらず
それにしても動かない…。
特に目立った材料は見られませんでしたが、昨日は「日米金利差は当面続く」との思惑が先行しました。
このためNYタイム中盤にかけて“年初来高値(2/13高値:150.883円)”を窺う場面こそ見られましたが、“更新”には至らず、“150円台半ば”へ押し戻されて昨日の取引を終えています。
◆ 今週の大一番 - PCEコア・デフレータ
こうして“値位置”こそやや切り上げたものの、“方向感定まらず”といった状況は依然として継続しています。
ただし“長らくの膠着(150円半ばを中心はすでに1週間超)”ともなれば、それはすなわち“変動エネルギーを貯めている”と見るのが自然といえます。
そうした中での「米PCEコア・デフレータ」発表は、あくまで結果次第ではありますが“一変(どちらかに放れる)”といったケースも十分に想定されるところです。
事前予想は“伸び拡大(前月比:+0.4%)/伸び鈍化(前年比:+2.8%)”とまちまちとなっていますが、直近の米インフレ指標は“いずれも強め”でした。
このためFRBがインフレ指標として最重要視するここで再び“強め”ともなれば、“米利下げ時期のさらなる後ズレ→もう一段のドル買い”が意識されても何ら不思議ではないところです。
◆ ここまで来れば“仕掛け的な動き”を想定せざるを得ない…?
もちろん“結果次第”ということですので、“逆のケース(ドル売り)”についてもしっかりと想定しておく必要はあります。
このため“決め打ち”は禁物といわざるを得ませんが、冒頭で記した“年初来高値”は目前に迫っています。
こうした状況を短期の投機筋が放っておくだろうか…?
発表までは“様子見”となりやすく、場合によっては“(昨日の)利益確定売り”が進行しないとも限りませんが、“仕掛け的な動き”には十分に注意しておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※米PCEコア・デフレータが予定されていますので、さらに値幅を拡大しております。
153.300(90/6/29高値)
153.000(大台)
152.300(90/7/6高値)
152.039(+2σ、大台)
151.952(22/10/21高値、22/11/13高値)
上値5:151.778(23/11/14高値)
上値4:151.430(23/11/16高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:151.116(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:151.000(大台)
上値1:150.883(2/13高値《年初来高値》、2/28高値、+1σ、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:150.706
下値1:150.435(ピボット1stサポート)
下値2:150.369(2/28安値)
下値3:150.264(日足・一目均衡表転換線)
下値4:150.164(ピボット2ndサポート)
下値5:150.017(2/22安値、2/27安値、大台、ピボットローブレイクアウト)
149.853(2/21安値、20日移動平均線)
149.682(2/20安値)
149.497(2/15安値)
149.264(2/13安値)
149.000(大台、2/1~2/13の38.2%押し)
148.923(2/12安値)
148.503(-1σ)
148.390(2/1~2/13の50%押し、日足・一目均衡表基準線)
《10:45》
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