「結果を見てから」がやはり無難…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2023/11/01 11:26

◆ “織り込み済”炸裂、さらに“サプライズ”も… - “151円後半”


 『日銀、長短金利操作の運用を柔軟化』
 『10年国債利回りの誘導目標は1.0%を“メド”に変更』

一部報道通り、日銀会合では「YCC政策の再修正」が行われました。
ただ“149円台”へとドル円がすでに低下していたことから、マーケットはこれを“織り込み済”として認識しました。
このためドル円はすぐさま“150円台”に押し戻されるなど、日を跨いで“往って来い”を演じました。
そして欧州タイム中盤には、もう一つ、マーケットを動意づかせる公表が行われました。

 『為替介入額はゼロ円(9月28日~10月27日分)』

先月3日の急落が「円買い介入ではなかった」ということが明らかになると、ドル円は“上値追い”をさらに加速させました。
こうしてNYタイム序盤に“151円”を突破すると、そのまま“151.707円”へと駆け上がっています。
もっとも『為替介入含めてスタンバイ』と神田財務官が述べたこともあり、その後はやや“上値の重さ(利益確定売り?)”を引きずりながら、昨日の取引を終えています。

◆ もっとも本日はビッグイベント第2弾 - FOMC


値位置を踏まえれば、本日はさらに「円買い介入」への警戒感を強めざるを得ないのが実状といえます。
ただ“過度もしくは急激”とはいい難い現状の動きで、実際に「円買い介入」が実施されることはあるか?
となれば、マーケットの注目は「FOMC」に移らざるを得ず、その結果を見るまでは“様子見(小幅な揺れ動き)”と見るのが妥当ということになります。
そして「据え置き」は“ほぼ織り込み済”と見られるだけに、注目は「今後の米金融政策の行方」もしくは「FRBの認識」ということになります。
果たして、米利上げ等の弊害を背景に“ハト派”に寄せるのか?それとも“タカ派”を維持するのか?

蓋を開けるまではわからない類のものですが、個人的には“タカ派維持→もう一段のドル買い”を想定しています。
ただその結果を見るまでは、基本的に“様子見(小幅な揺れ動き)”と見ておくべきかもしれませんね。
「円買い介入(口先介入含む)」への警戒感を、懐に忍ばせながら…。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

155.450(90/6/26高値)
155.310(ピボットハイブレイクアウト)
155.000(大台)
154.650(90/6/28高値)
154.000(大台)
153.509(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:153.300(90/6/29高値)
上値4:153.000(大台)
上値3:152.607(ピボット1stレジスタンス)
上値2:152.300(90/7/6高値)
上値1:151.952(22/10/21高値、大台)
前営業日終値:151.706
下値1:151.298(+2σ)
下値2:151.000(大台、10/30~10/31の23.6%押し)
下値3:150.595(10/30~10/31の38.2%押し)
下値4:150.498(+1σ)
下値5:150.251(10/30~10/31の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
150.000(大台)
149.907(10/30~10/31の61.8%押し、ピボット1stサポート)
149.726(20日移動平均線)
149.554(日足・一目均衡表基準線)
149.482(10/30~10/31の76.4%押し)
149.004(10/31安値、大台)
148.931(9/1~10/31の38.2%押し、-1σ)
148.795(10/30安値)
148.679(10/3~10/31の61.8%押し)
148.428(10/11安値、50日移動平均線)
148.338(週足・一目均衡表転換線)
148.248(10/5安値)
148.163(10/10安値、-2σ、ピボット2ndサポート)
148.074(9/1~10/31の50%押し、大台)
147.794(日足・一目均衡表先行スパン上限)
147.321(9/21安値、10/3安値)
147.217(9/1~10/31の61.8%押し、ピボットローブレイクアウト)

《10:50》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想