ドル円、買戻しとなるが。

著者:遠藤寿保
投稿:2020/03/05 09:54

マーケットコンディション

昨日のドル円は、107.09円で始まると、朝方、前日の流れで106.84円まで下押し。東京時間は、日経平均が堅調に推移したことなどを受け、ドル円は107.51円まで上昇。ロンドン時間、米大統領選の民主党候補指名争いで、バイデン前副大統領が躍進したことを受けて、時間外のNYダウ平均先物が急伸するとドル円は、107.68円まで上昇。NY時間、2月ADP全米雇用報告や2月米ISM非製造業指数が予想を上振れたが、クロス円の下落がドル円の上値を抑えるかたちとなり、107.54円でクローズをむかえた。

ドル円、買戻しとなるが。

バイデン前副大統領の躍進や米経済指標が強い数値となったことで、下げ渋りをみせた感じがある。依然、新型ウイルスの猛威は払拭されていない。テクニカル的は、日足200日移動平均線は108・37円となっており、ここを下抜け。また104.44円から112.22円の上昇に対し61.8%(107.41円)を割り込んだ事から、次の下値目標が106.27円(76.4%)というところか。目先の反発はあると見るが、買いでの深追いには注意が必要。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想