ドル円、米中貿易合意で109円台回復。

著者:遠藤寿保
投稿:2019/12/13 09:38

マーケットコンディション

昨日のドル円は、108.53円で始まると、東京時間、早朝のパウエルFRB議長のハト派発言の影響で108.45円まで下押しとなるが、その後は底堅く108.60円台まで回復。ロンドン時間、108.60円を挟む小動き。NY時間、トランプ米大統領が「中国との大きな合意が非常に近づいている」とツイート、WSJが「15日に予定している対中関税第4弾の取りやめと既存の追加関税の引き下げを提案した」と報じると109.30円まで上昇。その後、「米国は中国との貿易協議で原則合意。トランプ米大統領の署名待ち」との報で109.45円まで上昇。

ドル円、米中貿易合意で109円台回復。

ここにきて、米中貿易交渉合意。今朝、英総選挙の出口調査で、与党・保守党が過半数獲得確実との報でポンドが上昇。ポンド円の暴騰を受け、ドル円は、109.57円まで上昇。テクニカル的には、昨日の大陽線で、一気に上値挑戦の流れとなった雰囲気。日足一目均衡表では、三役好転復活となった。しかし①の転換線と基準線の差がわずかとなり、このまま上抜けない場合は、逆転となりそうだ。また、年末最後の大イベントを消化し、これから動意薄となるので、方向性は出にくいかもしれない。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想