【9月22日予想】米利上げ観測から大幅円安、日経平均は4日続伸。今日は出遅れ感のある、アノ業種に注目!= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2017/09/21 19:02

リスクオンの流れが継続

9月21日の日経平均の動き:

21日の日経平均は前日比37円02銭高で、4日連続年初来高値更新となった。
米金利上昇の見通しから円安が進行、主力株を中心に買いが入り、朝方には上げ幅を170円まで広げる場面も見られた。
ただ、8日に付けた直近の安値と比べ1000円以上の値上がりとなっており高値警戒感が出てきている様子で、一部で利益確定売りの動きも強まっている。


9月21日15時時点の為替相場:

円相場は、21日15時20分時点では1ドル=112円41~42銭と、前日17時時点に比べ1円02銭の円安・ドル高水準で推移。
米国の継続利上げ観測から米長期金利が上昇するとの見通しが強まりドル買いが進行、円が大幅に売られた。
前日比で円安に向かっているため日本株が上昇しやすい地合だと言えることから、9月22日の日本株は【大幅高になる】と予測する。


9月22日の相場の見通し:

為替が円安方向に進んでいる今、円安の進行を受けて外需株を中心に上昇すると期待できる。
日本市場全般で堅調な推移となる可能性があり、このような状況では以下に挙げるような、過去の統計上、円安時に株価上昇しやすかった銘柄に注目したい。

<円安メリット業種>
※2013~2015年の円安進行時において特に上昇傾向が強かった業種

1.輸送用機器(前週比+4.72%)
2.精密機器(同+2.55%)
3.電気機器(同+1.87%)
4.化学(同+0.43%)

これらのうち化学は、前週との比較で上昇率が緩やかで出遅れ感があることから、これから人気化する可能性があると考えられる。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想