【買い】富士フイルムホールディングス(4901):第1四半期上振れ決算で見直し買い続く◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2017/08/17 15:12

テクニカル妙味も出現

業種:化学
時価総額 22100億円
PER:17.67倍
PBR:0.91倍


【第1四半期上振れ決算で見直し買い 】
第1四半期営業利益は358億円で前年同期比21.5%増益、市場予想は40億円程度上回った。イメージングソリューション事業などが大幅な増益となった。また、8月30日に中期経営計画を発表するとしていることも期待感が膨らむ。不適切会計の影響が懸念されてきたが、2ケタ増益スタートで見直し買いが継続している。


【再生医療関連産業の動向にも注目 】
2014年の医薬品医療機器法の法律制定により、加速された再生医療に注目が集まる。京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授は、再生医療は第2ステージに入ると見ている模様。再生医療は2030年に国内市場1兆円、世界市場5.2兆円の有望市場だが、当面は細胞治療より創薬支援分野が先行するであろう。細胞の大量培養に関わる培地・培養装置などの周辺機器、材料関連メーカーである同社にも期待がかかる。


【テクニカル妙味も出現】
8/14の決算発表を期に第1四半期上振れ決算で見直し買いが入り、一気に一目均衡表は三役好転で短期上昇波動が出現する。5/12の高値4306円も視野に入り、富士ゼロックス豪子会社で会計不備と報じられる前の株価水準まで戻り週足ベースでも今週は大商いとなっいている。


傘下に富士ゼロックス精密機器・化学メーカー。デジカメやフィルム等写真関連、半導体材料、複写機など情報機器の他、医療関連事業、高機能材料、「チェキ」等が好調。
配信元: 達人の予想

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