午後:債券サマリー 先物は反発、2年債入札は順調な結果

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/07/27 16:20
 27日の債券市場で、先物中心限月9月限は反発。米債券高を手掛かりに買い先行で始まり、午後は2年債入札が順調な結果となったことが買い安心感を誘った。

 米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文で物価に対して慎重な見方が示されたことを受け、26日の米市場で追加利上げ観測が後退。米債が買われた流れが東京市場にも波及した。午後は2年債入札でテールが2厘(前回は1厘)、応札倍率が5.35倍(同6.79倍)となったことを好感。市場ではしっかりとした内容と受け止められ、債券先物は堅調に推移した。

 この日の先物9月限は150円20銭で始まり、高値は150円27銭、安値は150円17銭、終値は前日比10銭高の150円21銭。出来高は2兆6880億円となった。

 現物債の利回りは、10年債が前日比0.005%低下の0.070%、20年債が同0.005%低下の0.585%、30年債が同0.005%低下の0.855%だった。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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