明日の為替相場見通し=ECBの結果が相場左右

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/07/20 17:53
 今晩からあすにかけての外国為替市場のドル円相場は、欧州中央銀行(ECB)理事会の結果に左右されそうだ。予想レンジは1ドル=111円80~113円00銭。

 この日の日銀金融政策決定会合では、金融政策の現状維持が発表されたが、物価上昇2%達成時期は「18年度頃」から「19年度頃」に先送りされたことから、日銀の金融緩和策は長引くとの見方が強まりドル高・円安が進行した。今晩の海外市場では米6月CB景気先行総合指数や米新規失業保険申請件数などの発表があるが、最大の注目材料はECB理事会だ。金融政策は現状維持が予想されているが、ドラギ総裁の会見も含めテーパリング(金融緩和の縮小)に向けての何らかの示唆があるかを市場は注視している。タカ派的な発言が飛び出した場合、ユーロ経由でドル円にも影響が出てきそうだ。ドル円は112円後半から113円を視野に入れることができるかがポイントとなる。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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